タンパク質で肌が変わった?美肌を保つために効果的に摂る方法
美肌を目指すために、毎日のスキンケアは欠かせませんが、同じように大切なのが体の内側からのケア。その大半を占めるのが「食事」です。体のために必要な栄養素を食べ物から摂取します。その中でも、三大栄養素の一つ「タンパク質」は体をつくるために重要な栄養素です。タンパク質について知り、さらに効果的に摂る方法を知って美肌を目指しましょう。
体をつくる材料となるタンパク質は、20種類のアミノ酸から作られています。自然界にはたくさんのアミノ酸がありますが、タンパク質を構成するアミノ酸は20種類のみで、一つでも欠けるとタンパク質を合成できません。このうち9種類は体内で合成することができない「必須アミノ酸」と呼ばれるもので、食事から摂取する必要があります。
タンパク質がつくれないと、免疫力が弱まる、筋肉量が減る、肌のツヤがなくなってしまうなど、体に影響が出ることがあります。タンパク質をつくるためにも必須アミノ酸をはじめとした20種類のアミノ酸を摂ることが重要です。タンパク質で肌が綺麗になる?
肌は、細胞の新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返すことで、古くなった皮膚や角質がはがれて新しい肌に生まれ変わっていきます。こうして新しい細胞に変わることで、肌のうるおいが保たれ、綺麗な肌につながっていくのです。
新しい細胞への生まれ変わりには、タンパク質が必要です。タンパク質が不足してしまうと、肌のターンオーバーがうまくおこなわれなくなり、角質が溜まるなど肌のトラブルにつながってしまいます。タンパク質を食事に取り入れ、ターンオーバーの妨げをしないことが肌を綺麗に保つ秘訣なのです。肌を綺麗に保つためにもタンパク質をしっかり摂りましょう。
1日に必要なタンパク質の摂取量については、厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、成人男性であれば65g(75歳以上は60g)、成人女性は50gが必要となっています。必要な量を食事から摂るように心がけましょう。
タンパク質は、肌や筋肉だけでなく体全体をつくるのに欠かせない栄養素です。また、タンパク質はさまざまな食材に含まれているので、多くの食材からバランス良く必要な分量を摂取しましょう。体の内面を食事で整え、日頃のスキンケアと合わせて綺麗な肌を目指したいですね